2023年に個人輸入で購入したWooting 60HEを、2026年9月現在も使い続けています。届くまで約半年待ち、購入にかかった金額は3万円以上だったと記憶しています。それでも、今振り返ると十分元は取れたと感じています。

本記事は、当サイト運営者本人の購入・長期使用談と、メーカーの公開資料をもとに構成しています。本文の使用感は運営者本人の体験です。購入した月と正確な到着日は不明なため、使用期間を満3年とは断定していません。対象は2023年に購入した60HEで、後継モデルの実機レビューではありません。

また、純正キーキャップをきれいな状態で残しておきたかったため、購入直後にキーキャップを交換しています。打鍵感や打鍵音の感想は、交換後の使用環境での評価です。

結論だけ先に書くと、ゲーム用として買った当時の自分には正解でした。狭い机でも置きやすく、3年近く使っても壊れていません。Rapid Triggerで急にゲームが上手くなったわけではないけれど、キーボードそのものには今も満足しています。

ただ、今の自分が買い直すなら60%配列は選びません。Blenderを触る時間が増えて、Fキーや矢印キーをFn操作で出すのが地味に面倒になったからです。機能の良し悪しより、普段使うソフトにこの配列が合うかのほうが、結局は大きかったと思います。60HE v2や80HEは使っていないので、以下は旧60HEを使った自分の話です。

2023年に購入し現在も使用しているWooting 60HE。交換したキーキャップとパームレストを組み合わせた状態

運営者提供の現物写真。キーキャップ交換済みの旧60HEと、普段組み合わせているパームレストです。後継の60HE v2の写真ではありません。

購入した理由

REALFORCE GX1と迷い、机に合う60%配列を選んだ

当時は今よりもゲームをする時間が長く、Rapid Triggerに興味がありました。購入時に比較対象として見ていたのが、Wooting 60HEとREALFORCE GX1です。

最終的な決め手は、机の幅が狭かったことでした。ゲーム用として置きやすい、コンパクトな60%配列を優先して60HEを選びました。

ここは「当時、対応製品が2機種しかなかった」という市場全体の話ではなく、自分が比較していたのがこの2機種だったという購入時の記憶です。

届くまで約半年。それでも今まで使っている

注文から到着までは約半年かかったと覚えています。購入額も3万円以上と、自分にとって気軽に買える価格ではありませんでした。正確な金額や送料の内訳は確認できていないため、当時の記憶として記載しています。

これまでRazerやLogicool G PRO系、REALFORCEなど、いろいろなキーボードを触ってきました。その中でも、ここまで長期間使い続けているのはこの60HEです。

実機スペックと使用条件

項目内容
レビュー対象2023年に購入したWooting 60HE
配列の特徴60%サイズ。独立したFキー列・矢印キーがない構成
スイッチ方式Hall Effect(磁気検出)方式のLekkerスイッチ
主な機能Rapid Trigger、アクチュエーションポイントの調整
設定ソフトWootility
使用用途ゲーム、タイピング、Blenderなどの作業
キーキャップ購入直後に交換。純正状態での長期評価ではない
購入時期・方法2023年、個人輸入。購入月は不明

結局、自分にはこうだった

使い方3年近く使った本音今買う前なら考えること
FPS・ゲーム斜めに置きやすく、机が狭くても邪魔にならない。ここは60%にしてよかったキーボードの移動しやすさをどこまで優先するか
Rapid Trigger違いは少し感じたが、勝率や成績が変わるほどではなかったこの機能だけを買う理由にしていないか
普段のタイピング交換後のキーキャップでは重さも疲れも気になりにくかった純正の打鍵感・音は自分の感想と別物だということ
Blenderなどの作業Fキーと矢印キーがないのはやはり不便。今の自分ならここで迷うFn操作を毎回しても平気か
壊れにくさ手元の1台はチャタリングも明確な故障もなかったこれは自分の個体の話。現行モデルの条件は公式で確認する

他機種を同条件で試した比較表ではありません。2023年に買った1台を使い続けて、後から分かったことをまとめました。

Rapid Triggerは、キーの動きに応じて入力のオン・オフを切り替える機能です。固定された位置まで戻す方式との違いがあります。Wootingの公式解説でも、60HEは2022年にRapid Trigger搭載で出荷されたと説明されています。Wooting公式のRapid Trigger解説

2023年当時のREALFORCE GX1について

東プレの発表によると、GX1は2023年3月6日発売、発売時の税込価格は33,000円でした。テンキーレス配列で、静電容量無接点方式のスイッチと、指の動きに応じてオン・オフ位置を変えるDynamic modeを搭載しています。東プレの発売資料

さらに同年7月の発表では、7月12日公開の更新で、APCのオン位置を0.1〜3.0mmの範囲で0.1mm刻みに設定できるようになり、Dynamic modeもオン・オフの作動点を0.1mm単位の移動量で設定できると案内されています。発売時と更新後の設定仕様は区別が必要です。東プレの更新資料

自分が購入を検討した月は覚えていないため、この更新の前後どちらだったかまでは特定していません。GX1についての説明は公式資料の確認であり、今回の60HEとの実機比較結果ではありません。

実際に使ってみて: 良かった点

60%サイズが机にちょうどいい

使い続けている理由を聞かれたら、まず壊れていないことと、60%サイズがちょうどいいことを挙げます。

ゲーム中は斜めに置きやすく、自分の腕に合う位置へ調整しやすいと感じています。テンキーが必要になったら別で買えばいい、という考えもあり、ゲーム中心だった当時の使い方には合っていました。

打鍵感がよく、キーの重さもあまり感じない

打鍵感にはかなり満足しています。キーを重いとはあまり感じず、以前使った青軸系のキーボードよりも音は静かに感じます。長時間のタイピングでも、指の疲れが気になったことはありません。

これはキーキャップ交換後の個人的な感想で、騒音計で測った比較ではありません。純正キーキャップの音や感触を長期間検証した評価とも異なります。

Wootilityは直感的に使えた

Wootilityは以前使っていましたが、今はほとんどデフォルトのまま使っています。アクチュエーションポイントの切り替えも直感的で、分かりやすいソフトだと感じました。

ゲームごとに細かく調整し続けているわけではありません。現在の具体的な設定値はここでは紹介せず、普段使った範囲での操作感としてまとめています。

Rapid Triggerの違いは、正直そこまで分からなかった

Rapid Trigger目当てで買ったものの、自分のゲームの腕では劇的な違いまでは分からなかったというのが正直な感想です。

VALORANTではストッピングがしやすいかな、と感じました。ただ、キーボードを替えて急に上手くなった、勝率が上がった、とまでは言えません。反応速度や成績を測定した結果もありません。

それでも使い続けているのは、サイズや打鍵感など、キーボードとしての使い勝手に満足しているからです。

長く使ってわかったこと

2023年に購入し、ゲーム用途を含めて2026年現在まで使用していますが、自分の個体ではチャタリングを経験していません

キー入力やUSB端子、筐体などについても、普段使っていて気付くような故障や劣化は特にありません。長期間使っている中で、交換しなければならない理由が出てこなかったのは大きいです。

もちろん、これは手元の1台での使用実績です。すべての60HEが同じ期間故障しないという保証ではありません。

気になった点・注意点

Blenderでは独立したFキーが欲しくなる

60%配列の小ささはゲームでは便利ですが、Blenderなどの作業では、独立したF1〜F12キーがないことを不便に感じます。

今はゲームをする時間が以前より減り、Fキーと矢印キーが独立しているキーボードが欲しいと思うようになりました。省スペースをどこまで優先するかは、普段使うソフトによって変わります。

自分にはパームレストが欲しい

キー自体は軽く感じますが、パームレストがない状態では腕が疲れると感じます。斜め置きのしやすさだけでなく、腕を置く環境も自分には大切でした。

タイピング時の指の感触と、机の上での腕の置きやすさは別の話です。自分が使うなら、パームレストも組み合わせたいと思います。

実際に組み合わせているWooting純正パームレストの3年近い使用レビューでは、高さの相性、劣化の状態、夏場に汗で張り付く弱点を現物写真付きでまとめています。

購入価格は高く感じた

当時3万円以上かかったという記憶があり、安い買い物ではありませんでした。十分元は取れたという評価は、その後も使い続けた今だから言えることです。

また、約半年待ったのは自分の注文時の経験です。現在の価格や納期を示すものではありません。

今から購入を検討する方へ:後継の60HE v2について

この記事で紹介しているのは、2023年に購入した旧Wooting 60HEです。現在の製品選びの参考として、メーカーが案内している後継モデル「Wooting 60HE v2」の公式ページを掲載します。

公式仕様では、60HE v2は60%サイズで、True 8k PollingやLekker Tikkenスイッチを採用しています。今回の写真・打鍵感・耐久性の評価は旧60HEのものであり、60HE v2を使って確かめた評価ではありません。購入時はリンク先でモデルや構成、価格、納期をご確認ください。

後継モデル Wooting 60HE v2を公式サイトで確認する

こんな人におすすめ

今回の使用経験から、60%配列が合いそうなのは次のような人です。

  • 机が狭く、ゲーム中にキーボードの位置を調整しやすくしたい人
  • 独立したFキー列や矢印キーより、コンパクトさを優先する人
  • Rapid Triggerの効果だけでなく、普段の打鍵感や置きやすさも重視する人

こんな人には不向き

  • BlenderなどでFキーを頻繁に使い、独立したキーで操作したい人
  • 矢印キーをよく使い、配列の小ささより作業のしやすさを優先する人
  • キーボードを替えるだけでゲームの成績が大きく上がることを期待する人

よくある質問

Q. 長く使ってチャタリングや故障はありましたか?

A. 運営者の個体では、2026年9月現在までチャタリングや明確な故障は経験していません。個人の使用実績としての回答です。

Q. 純正キーキャップの打鍵感も評価していますか?

A. いいえ。純正品をきれいに残しておきたくて購入直後に交換したため、本文の打鍵感・打鍵音は交換後の評価です。

Q. 今買い替えるなら、また60HEを選びますか?

A. 今の自分なら80HEを候補にします。Wootingは気に入っていますが、ゲーム以外の作業が増えたので、次は独立したFキーと矢印キーが欲しいからです。80HEを実際に使用して比較した結論ではありません。

まとめ

Wooting 60HEを使い続けている一番の理由は、故障がなく、60%サイズと打鍵感が自分に合っていたことです。Rapid Triggerの違いは劇的には分かりませんでしたが、キーボードとしての満足度は高いままです。

現在は作業内容が変わり、次に選ぶならもう少しキーがそろったモデルが欲しいと思っています。それでも、2023年当時の自分に相談されたら「買ってよかった」と答えます。半年ほど待って個人輸入したこの1台は、今も現役です。

参考

仕様・歴史情報の確認日:2026年9月5日。購入経緯・使用感・不具合の有無は運営者本人の申告に基づきます。